ニスクルーフL145
ハゼ折板と嵌合折板の長所を生かした画期的な折板工法。
長年にわたって屋根材のスタンダードとして親しまれてきた折板屋根。
シャープなラインなど折板屋根が持つ長所を活かしつつ、次世代の建築・ 設計ニーズに対応すべく、ニスクでは新しいタイプの折板開発に取り組んでまいりました。
まず課題としたのは、強度の大幅アップ、施工と作業性の改善、そして、 意匠性の向上。
この3つをクリアするための基本発想は、根強い人気のハゼ折板と タイトフレームに吊り子レスにて嵌合させる折板とを組み合わせることでした。
研究を重ねた結果、双方の特長を織り込み、しかも一体化させるハイブリッド工法 の開発に成功。
強度を大幅に高め、施工の経済性における可能性を広げる新型折板が、 ここに自信を持って紹介するニスクルーフL145。
まさに折板革命の第一歩です。
特徴
強度 高い耐風圧力度と優れた水密性を実現
強度は屋根材に求められる最も基本的で重要な機能。 新発想の折板工法により、さらなる強度の確保に成功しました。
高効率 優れた作業性を発揮
新たな折板工法は施工作業の負荷を軽減するだけでなく、 設計上でも経済的コスト実現の可能性を広げます。
固定方法は施工作業の簡単なハゼ式を基準とし、 吊子不要なので互いのハゼ部分を引っ掛けながら本体を落とし込み、 嵌合は足で踏み込むだけでOKと、その強度の割りに作業効率は極めて高いと言えます。 母屋(柱)の間隔を従来より広げても強度が維持できるので、 設計の視点からも優れた経済性を発揮します。
▼仕様
使用原板厚
| 0.8mm
|
使用原板巾
| 762mm
|
動き巾
| 500mm
|
m2当り必要m数
| 2.0m
|
屋根勾配
| 3/100~10/100*
|
断熱材
| オプション
|
*屋根勾配10/100以上についてはお問い合わせください。
▼断面性能<参考>
板厚
| 単位質量
| 断面2次モーメント(Ixcm4/m)
| 断面係数(Zxcm3/m)
| ||
mm
| N/m2
| 正圧
| 負圧
| 正圧
| 負圧
|
0.8
| 98.4
| 380
| 345
| 51.7
| 44.6
|